Kitchen Demo の導入とレビュー
Scene を開く
Unity 2022.3 / VRChat Worlds SDK 3.10.4 の World プロジェクトにパッケージを追加し、Tools > SabaProps > Put Items > Open Demo Scene を実行します。同梱の Scene と依存アセットを Assets/SabaProps/PutItemsKitchenDemoV2 に導入して開きます。メッシュ生成器の実行や手動配置は不要です。既に導入した旧版の PutItemsKitchenDemo は残します。2 回目以降は導入済み Scene を開き、利用者の編集内容を上書きしません。
UdonSharp program は Assets/SabaProps/PutItemsPrograms の共有アセットを使用します。Samples~ を手動でコピーすると program が重複するため、上記メニューから導入してください。

Scene の構成
| 場所 | 内容 | 操作 |
|---|---|---|
| 食卓 | コップ、皿、フォーク、ナイフ、スプーン | 天板へ近付けて離す |
| 食卓のおぼん | 皿、フォーク、スプーン、皿上の料理 | おぼん、皿、各 Prop を個別に持ち上げる |
| 冷蔵庫 | 買い物メモ、鍵、アクセサリーチャーム | 背面の磁石をドアへ近付けて離す |
机・椅子の Collider は VRChat の Walkthrough Layer にあり、プレイヤーが通り抜けられます。床の Collider は残してあります。Scene には照明、カメラ、VRCSceneDescriptor、Spawn を含みます。


動作確認
- 傾いたテラコッタのコップを持ち、底を天板へ近付けて離します。底が天板にそろい、同じ水平位置に残ることを確認します。天板から離して落とした場合は吸着しません。
- 冷蔵庫のメモとアクセサリーチャームを持ち、磁石側をドアへ近付けて離します。背面がドア面にそろい、机用の Prop がドアへ吸着しないことを確認します。
- おぼんを持ち上げます。皿・フォーク・スプーン・料理がおぼんと一緒に移動します。
- おぼんを置いた後、皿だけを持ち上げます。料理は皿へ追従し、フォークとスプーンはおぼんに残ります。
- 皿を机へ置き直します。皿と料理はおぼんから独立して動きます。皿をおぼんへ戻すと、再びおぼんへ追従します。
01 / TABLE、02 / FRIDGE、03 / TRAY の看板は、Scene 内の操作対象を示します。吸着面は不可視の PlacementSurface で、物理 Collider とは独立しています。
複数クライアントで確認する項目
EditMode テストでは所有権移行や通信遅延を再現できません。VRChat の Build & Test で 2 クライアント以上を起動し、次を確認してください。
| 操作 | 確認する結果 |
|---|---|
| クライアント A が Prop を置き、B が見る | 位置・回転・静止状態が一致する |
| B が A の置いたおぼんを拾う | 接続中の皿・カトラリー・料理が B の操作へ追従する |
| A が料理を個別に拾う | 料理だけが皿から離れ、おぼんの移動で引き戻されない |
| 皿をおぼんから机へ移す | 皿と料理だけが机に残る |
| 新しいクライアントが途中参加する | 接続状態と相対姿勢が復元される |
| owner が退出する | 新 owner の操作後も追従が継続する |
| ドロップ直後に再取得する | 古い吸着補正が再適用されない |
2026-09-21 に Unity 2022.3.22f1 / Worlds SDK 3.10.4 で UdonSharp コンパイルと EditMode テスト 14 件を通過しました。同梱 Scene の参照、Walkthrough Layer、入れ子追従の姿勢計算を確認しています。上記の複数クライアント操作は実機未検証です。
動作しない場合
| 症状 | 確認する項目 |
|---|---|
| おぼんが見当たらない | PutItemsKitchenDemoV2/PutItemsKitchen.unity を開いているか確認する。旧 Scene は自動更新しない |
| Prop が吸着しない | 接触基準の +Y、面までの距離、傾き、category、面の矩形範囲を確認する |
| 子が親へ追従しない | 子の PlacementFollowState.surfaceIndex、対象面の carrier、親の carriedItems を確認する |
| Udon program が Missing になる | Open Demo Scene メニューから導入したか確認する。手動コピーした Sample は共有 program への参照変換を行わない |
自作 Prop の設定は配置と同期の設定、ローカル検証プロジェクトの再現手順はPut Items の検証を参照してください。